「ゴツいし、使いこなせない」という先入観を覆す、私に寄り添う小さなパートナー
機械嫌いの登山ガイドが Amazfit T-Rex 3 Pro 44mm を相棒に選んだ理由
日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド・アスリートフードマイスター 岩田京子さん
世界に14座ある8000m峰のうち、すでにエベレストやマナスルなど6座の登頂に成功し、さらに2026年にダウラギリの頂にも立った日本屈指の女性登山ガイド、岩田京子さん。彼女の輝かしい経歴から想像するのは、タフな装備はもちろん、最先端の高機能デジタルギアを使いこなして山に挑む姿だ。しかし、実際の彼女は「スマホもスマートウォッチも、とても使いこなせてるとは言えない」と笑う、生粋のデジタルビギナーだった。そんな機械が苦手で細腕の彼女が、なぜ最新のタフネスモデル「Amazfit T-Rex 3 Pro 44mm」を腕に巻き、今では「オン・オフ問わず完璧に寄り添ってくれるパートナー」とまで惚れ込んでいるのか。女性ガイドの視点から、その等身大のインプレッションを語ってもらった。
■プロフィール
岩田 京子(いわた・きょうこ)
1976年生まれ、日本山岳ガイド協会認定 登山ガイド、アスリートフードマイスター。登山用品店でのスタッフ、アウトドアメーカーでのイベント企画・運営、国内外での添乗員など様々な内容の仕事を経験した後に独立し登山ガイドに。キナバル山、キリマンジャロ、ロブチェイースト、アイランドピーク、アコンカグア、玉山など数々の海外登山をこなし、8000m峰はチョーオユー、マナスル、エベレスト、ローツェ、アンナプルナ、マカルーの6座に加え、2026年4月にはダウラギリ登頂を果たした。
腕の細い女性にも馴染む、ちょうどいいサイズ感と残念な傷から解放されるタフさ
登山ガイドという過酷な現場において、時計は単に時間を測る道具ではなく、命を預かる装備の一部だ。しかし、市場に溢れるタフネス系スマートウォッチは、どれも大きくてゴツく、女性の細い手首にはどうしても馴染まないという根深い問題があった。岩田さんもまた、その「ゴツさ」に長年悩まされ、スマートウォッチの導入に踏み切れなかった一人だった。
「今まで、アウトドア用のスマートウォッチを買ってみようかなと思ったことは何度もあったんです。でも、どれもあまりにゴツくて大きすぎて……。岩場をよじ登ったり、手をついたりしたときに、どうしても時計の飛び出た部分がいろんなものに引っかかってしまうのがストレスでした。だからこれまでは、薄さと安さを最優先してセイコーのアナログな登山時計を使っていたんです。高機能なやつは、どうせ機械が苦手な私には使いこなせないな、という諦めもありました。

そんな私が初めてこの『Amazfit T-Rex 3 Pro 44mm』を腕に巻いたとき、まず『小さすぎず、大きすぎず、本当にちょうどいい!』って感動したんです。ルックスはしっかりと頼もしいタフネスウォッチなのに、女性の腕にもすっきりと収まって、手首を動かしたときにも全く引っかからない。しかも、このゴムバンド(シリコンバンド)が程よく柔らかくて、手首の形にしなやかにフィットしてくれるんです。以前使っていた時計のバンドは硬くて冷えるとさらに突っ張る感じがあったのですが、これは隙間なくピタッと馴染んでくれます。
そしてもう一つ驚いたのが、その『丈夫さ』ですね。ガイド業やプライベートの登山で、すでに何度も岩場にガンガンぶつけてしまっているんです。以前の時計は、今見せたら皆びっくりするくらい、液晶の周りもガラスもガリガリに傷だらけで残念な姿になってしまっていました。それなのに、T-Rex 3 Proはサファイアガラスのディスプレイにもチタンフレームにも、普通に手荒く使っているのに、まだどこにも傷がついていない。ダイヤモンドの次に硬いサファイアだからと聞いて納得しましたが、この頑丈さがあるからこそ、過酷な作業でも全く気を遣わずに、安心して山仕事に集中できるようになりました」
アナログからカラー液晶へ。一目で情報が飛び込んでくる「分かりやすさ」と、グローブの上から操作できる「操作しやすさ」
スマートウォッチを敬遠するビギナーの多くが口にするのは「操作が複雑で、どこに何の機能があるか分からない」という不安。ボタンを何回も連打しなければ標高すら確認できなかったアナログデジタルの時代から、一気に最新のフルカラー液晶の世界へ飛び込んだ岩田さんが感じたのは、予想を裏切る「優しさと分かりやすさ」だった。
「私、本当に機械が苦手なので、最初は『セットアップすらできないかもしれない、迷子になったらどうしよう』って心配だったんです。でも、いざ触ってみるとタッチパネルがスマホみたいにグリグリ滑らかに動いてくれて、直感的に扱えるので、あっという間に基本的な機能は使えるようになりました。
特に嬉しかったのが、文字盤(ウォッチフェイス)の見やすさです。これまでの時計は、時計の画面から標高を見るために何回もボタンを押し込まなければいけませんでした。でも、これは画面が大きくてフルカラーの液晶なので、ひとつの画面に時計、現在の標高、その日の天気まで、必要な情報がすべて一気に、パッと目に飛び込んでくる。この情報量と視認性は、一度体験してしまうと、もうこれまでのモノクロの暗い画面には二度と戻れないなと思うくらい快適です。
さらに、稜線や雪山で重宝しているのが『グローブモード』と、サイドにある4つの物理ボタンの存在です。私は夏でも手が冷たくなりやすくて、稜線に出ると手袋を外せないことが多いんです。
一瞬でも素手を出しただけで指先が凍りついてしまう山の上では、手袋を脱ぐ行為そのものが命取りになります。T-Rex 3 Proは、グローブをはめたままでもボタンのクリック感がしっかりあって押しやすく、なおかつタッチパネルも手袋のまま反応してくれる。これには本当にびっくりして、今度山の仲間の前で自慢しようと思っているくらいです(笑)」
4泊5日を無充電で乗り切る驚異のバッテリーと、マイナス10度でもブレない耐寒性
標高8000mを越える極限のヒマラヤ。そこは強烈な寒さと低気圧が、あらゆる電子機器のバッテリーを瞬時に奪い去る死の世界だ。岩田さんは、2026年4月のダウラギリ遠征において、このスマートウォッチビギナーのための相棒を連れてベースキャンプから上へとアタックを開始した。
「よく山小屋でお客さんたちが『スマートウォッチは便利だけど、毎日充電しなきゃいけないからバッテリーが……』って心配しながらモバイルバッテリーに繋いでいるのを見ていたんです。だから、私もヒマラヤに持って行くときは一応、予備の充電器を持って行きました。でも、結果から言うとこの時計には全く必要ありませんでした。
ダウラギリのベースキャンプを出発してから、4泊5日のアタックを終えて戻ってくるまで、一度も充電器に触れていません。事前に100%にしておいたら、マイナス10度を下回るような凍りつく環境でも、バッテリーの減り方が全然変わらないんです。これだけ長く持つのだから、日常生活でも数日に一回、気が向いた時に充電するだけでよくて、時々充電すること自体を忘れてしまうくらい(笑)。
8000mの登山中、時計はアウターの内側に着けていたのですが、脈拍(心拍数)のログを裏で絶えずしっかり取ってくれていました。空気の薄い高所では、自分の脈が上がりすぎていないかを客観的に確認することが、安全に、そして冷静に登るためにとても重要です。山から帰ってきたあとに、『あの時、これだけ脈が上がっていたんだな』と1日の流れをスマホで見返したとき、自分の体感的な疲れと、時計のデータがピタッと一致してきたんです。今まで『なんとなく疲れた』で終わらせていたものが、数字という確かな根拠を持って自分の体に落とし込めるようになっていく感覚は、ガイドとしてもすごく新鮮で楽しい体験でした」
朝のモヤモヤの原因が判明。日常の睡眠、食事、リカバリーまで網羅する「万能のコーチ」
岩田さんにとって、Amazfitが「私に寄り添ってくれるパートナー」に感じられる大きな理由は、山の中での安心感だけではない。むしろ、山を下りたあとの日常生活、すなわち「明日の山へ向けたコンディション作り」を、食事と睡眠の両面から包括的にサポートしてくれる万能さにあった。
「実は、この時計を着ける前、朝起きたときにいつも30分くらいベッドから起き上がれなくて、『なんでもう朝なの、起きたくない……』ってグダグダしてしまうのが悩みだったんです。それが自分のただの怠け(怠惰)なのか、それとも本当に体が疲れているからなのかが分からなくて、ずっと心がモヤモヤしていました。
でも、T-Rex 3 Proを着けて眠るようになってから、アプリの中に毎朝、睡眠のスコアや『Hybrid Charge(ハイブリッドチャージ)』という体のエネルギー状態がデータとして蓄積されるようになったんです。それを見たら、自分がしっかり寝たつもりでも、夜中に何度も細かく体が覚醒してしまっていることが一目で分かりました。『ああ、起きられなかったのは、ちゃんと回復できていなかったからなんだ』って理由が突きつけられて、すごくスッキリしたんです。逆にぐっすり眠れて覚醒の回数が少ない朝は、数字も良くて、本当に目覚めが爽快。自分のコンディションの波が過去の経緯も含めてデータとして見えるから、『あ、ちょっとここ数日落ち込んでるから、今日は意識して休もう』って、前もって調整ができるようになりました。

さらに、アスリートフードマイスターの資格を持っている私にとって、スマホのZeppアプリで写真を撮るだけで、その食事のカロリーや脂質バランスを一瞬でAIが計算してアドバイスをくれる機能は、本当に面白くて毎日続けています。なんとなくの感覚で『ちょっと食べすぎたかな』と思っていたものが、画像とともに正確な数字で残る。この『運動、食事、睡眠、リカバリー』という健康のための全ての流れを、機械音痴の私でも1台の時計とスマホだけで地続きで任せられる。これは本当にすごい時代の進化だなと感じています」
初心者や女性にこそ勧めたい、「山」と「日常」生活を一変させるであろう新しい景色
まだ使い始めて数ヶ月。等高線マップのダウンロードや複雑なトラッキング機能など、この時計が持つ無数のポテンシャルの「すべて」を使いこなせているわけではない、と岩田さんは正直に明かす。しかし、彼女の言葉には、スマートウォッチビギナーだからこそ感じる、「山」と「日常」での生活を一変させるであろう新しい景色が見えていた。

「これまでは、山に行く時だけ時計を意識して、外界での日常とは完全に切り離されていました。でも今は、山にいるオンの時間も、日常を過ごすオフの時間も、すべてこの時計が24時間、シームレスに寄り添ってくれています。山で歩いてきた累積の標高差をシビアに確認してガイドに活かすこともできれば、外界にいる時はスマホのバッテリーを長持ちさせるために、重要な着信や通知だけを手首でパッと確認する連絡ツールとしてもすごく役に立っています。
スマートウォッチって、壊れやすそう、電池が持たなそう、操作が難しそう、というイメージを持っている初心者や女性の方って、まだまだたくさんいると思うんです。でも、このT-Rex 3 Pro 44mmは、そのストレスや不満が最初から全部クリアされている。なんとなく着けているだけで、まるでお抱えのトレーナーや栄養士さんが手首にずっといて、自分の体を優しく見守ってくれているような安心感があります。
私自身、まだまだこのスマートウォッチ自体を使いこなせているとは言えないのですが、これから先、もっとこの時計を使いこなせれば、登山も日常も、もっと便利で快適に、そして安全になる。そう思うとワクワクしますよね。機械が苦手な私でも、これだけ毎日を前向きに、安全に変えてくれた。アウトドアをもっと安心して楽しみたい女性や、初めての1台に悩んでいるビギナーの方にこそ、私はこの『完璧に寄り添ってくれるパートナー』を、自分を大切にするための最初の投資として全力でおすすめしたいです」



