Amazfit Cheetah 2 Ultra がウルトラディスタンスにもたらす確かな手ごたえ
トップトレイルランナー・山岳ガイド 横山峰弘さん日本を代表するトップトレイルランナーとして、国内外の数々の過酷なウルトラディスタンスレースやアドベンチャーレースを制してきた横山峰弘さん。山岳ガイドやリバーガイド、ラフティングなど多彩な顔を持ち、大自然のあらゆる厳しさを知り尽くした彼が、最新のフラッグシップモデル「Amazfit Cheetah 2 Ultra」を腕に巻き、新たなフィールドへと踏み出した。アナログ時計の時代からデジタルの進化を最前線で見つめ続けてきたトップアスリートが、過酷な山岳レースに挑むランナーのために設計されたプレミアムGPSウォッチにどのような「手ごたえ」を見出したのか。届いてすぐにトレイルで試したファーストインプレッションを、さっそくレポートしてもらった。
■プロフィール
横山峰弘(よこやま・みねひろ)
日本を代表するトレイルランナーであり、数々の山岳レースで圧倒的な実績を残してきたパイオニア。さらに2026年には約20年ぶりにアドベンチャーレース世界選手権に再挑戦するなど、その活動はいまだ衰えを知らない。同時に山岳ガイド、ラフティング、リバーガイドなど多彩なアウトドア・アクティビティでの高度な資格を有し、現在ではレースディレクターや安全管理、後進の育成などの活動にも精力的に従事している。
レース中のガジェットから、24時間の『トータルケア・デバイス』へ。時計の概念を覆した万能さ
かつてアドベンチャーレースの現場では、標高と時間が最低限分かればいいというアナログなスタンスが主流だった。やがて時計に心拍計が組み込まれ、さらにはスマートフォンと同期する時代へとウェアラブルデバイスは進化を遂げていく。20年以上にわたってレース用にさまざまな腕時計を使い込んできた横山さんが、Amazfitへと切り替えて使い込むうちに驚かされたのは、レースでの有能性だけにとどまらず、レースに向けた準備から、本番、そして終わった後の日常生活に至るまで、あらゆる場面で最高のコンディションを維持するために包括的に管理してくれる「万能さ」そのものだった。
「僕のアドベンチャーレースやトレイルランの歴史は、そのまま腕時計の進化の歴史でもあります。かつては標高や気圧が最低限分かれば十分というアナログ時計の時代から始まり、やがてトランスミッターを胸に取り付けながら心拍数が測れるようになり、そして現在のようにスマートフォンと連携できるスマートウォッチにいたるまで、かれこれ20年近く使い込んできました。そんな僕が Amazfit を使うようになって最も感嘆したのは、時計の役割が「レース中の地図や体調管理、記録」だけに留まらず、レース前後の日常を含めたあらゆる場面にまで広がった点です。
レース前の準備段階から、レース本番、そして終わった後のリカバリーや日常の睡眠管理まで、すべてのシチュエーションで自分のコンディションを途切れることなくトータルで管理できる。この万能さこそが、これまでの時計には絶対になかった最大の価値であり、一番驚いたポイントですね。走っているときだけ、あるいはレースのときだけ着けるのではなく、日常の24時間すべてが1つのサイクルとして繋がっているという感覚を、この時計が教えてくれました。
Amazfitに搭載されている健康評価システム「PAI」は、手首につけているだけで日常すべてのアクティビティから判別された健康指標数値を提供する。
写真:Cheetah 2 Ultra にはフィット感や肌触りの異なるシリコンバンドとナイロンバンドの2種類が同梱されている。
写真を撮るだけの食事管理と、怪我を防ぐ「Hybrid Charge」のインテリジェンス
レースに向けてトップコンディションを保つ必要があるアスリートにとって欠かせないのが、レース「前・後」の食事とトレーニング・リカバリー管理だ。日々の摂取カロリーや睡眠の質を可視化し、トレーニングの強度を科学的にコントロールすることが、過酷なフィールドで生き残るための絶対条件となる。横山さんが語る Amazfit の真価は、レースだけでなく生活習慣そのものを変容させる統合された「包括的なライフログ」にあった。
「僕はレース中だけでなく、日常から睡眠中まで24時間ずっと時計を着けっぱなしにしています。特に重宝しているのが、食事とリカバリー管理。Amazfit は自分が食べるものの写真をスマホで撮るだけで、脂質や摂取カロリーといった食事の栄養バランスを一瞬で計算し、数字で一目瞭然にしてくれる。これが本当に楽なんです。『今日の昼はちょっと脂質を採りすぎたな』と分かれば、夕飯や明日の食事でバランスをコントロールできる。目標値が最初からインプットされているので、誰かに頼まなくても自分で完璧に食事管理ができてしまいます。
さらに、睡眠の質や疲労レベル、前日の運動負荷に関するインサイトを統合して、毎朝のエネルギー状態を可視化してくれる『Hybrid Charge(ハイブリッドチャージ)』機能にも助けられています。実は1月に、超高強度で3時間動き続ける『ハイロックス(HYROX)』というレースに出場しました。急激なスプリントや重いウエイトを扱うため、下手したら一発で肉離れなどの大きな怪我を起こしかねない過酷な種目です。
でも、この時計で自分の疲労度やトレーニング負荷のワンサイクルを確認しながら強度をコントロールしたおかげで、怪我一つなく、何事もなく無事に完走し、ボードに名前を載せることができました。やりすぎて怪我をしないためのストッパーになってくれる。まさに、目に見えるデータで体調を管理してくれる専属のコーチが常に寄り添ってくれている安心感がありますね」
極限のフィールドを支えるタフネスと驚くほどの軽さ、高精度GPSやクリアな画面に感じた未来
日常のトータルケアが万全だからこそ、本番のレースで100%のパフォーマンスを発揮できる。極限状況でのレースにおいて、「Cheetah 2 Ultra」の軽量で頑丈なハードウェアと、驚異的な進化を遂げたGPSは、横山さんに絶対的な確信をもたらす。
「日常の管理が万全だからこそ、いざ山岳や河川といったタフなフィールドへ入った時にも自信を持って動けます。活動中は木々に引っかかったり、岩にバンバン当たったりと時計にとっては過酷そのものですが、グレード5チタン合金のボディとサファイアガラスのおかげで、どれだけ激しく使ってもまだ傷がついたことがありません。さらにこの新モデルのすごいところは、これだけタフなのに、手首に着けた瞬間、明らかな『軽さ』が感じられたところ。微妙な感覚差かもしれませんが、このストレスは長距離を走る上では地味に響いてくるんです。
そしてオフラインでも使える地形図で見るGPSの『軌跡』の正確さ・精度も素晴らしい。ビル街の中はもちろん、遠征先の海外の山や深い樹林帯に入ってもログが寸分違わず正確に記録できる。さらに画面の見やすさも圧倒的です。海や川、高山の稜線のように、周囲がギラギラと眩しい環境でも1.5インチの大型AMOLED(有機EL)ディスプレイは鮮明に、パキッと見える。以前のスマートウォッチにありがちだった『眩しくて見にくい』というストレスが一切なく、パドリングや激しいランの最中で自分が何キロ進んだのか分からなくなるストレスが一切なくなりました。
地図を確認するために立ち止まってザックからスマホを取り出すなんて悠長なことが許されないトレイルランニングでは、この「正確なルートと現在地がどこでもすぐにはっきりと見える」ということが何よりも大切です。その意味でも『Cheetah 2 Ultra』はレース中の相棒としての信頼感は、今のところ過去に使ってきたどの時計よりも頭一つ抜けています」
圧倒的なバッテリーの駆動時間と『ルート逸脱アラート』がもたらす安心。初心者にこそおすすめしたい安全への投資
1日50km、トータルで200kmに及ぶようなウルトラディスタンスレースやガイドの現場では、毎日10時間を超えるような行動が当たり前であり、時にはコースの分かりにくい複雑なルートを安全に進むナビゲーション能力が求められることも珍しくない。ホワイトアウトや道迷いのリスクを最小限に抑える機能について、横山さんは競技者、そして安全を管理するガイドの双方の視点から熱く語る。
「レース中や山岳ガイドの現場では、事前にスマホから入れておいたGPXのルートデータを時計に表示させて進みます。地図描画も素早く表示される『Cheetah 2 Ultra』は非常に見やすいだけでなく、コースから外れたときに時計がブルブルと震えて教えてくれる『ルート逸脱アラート(間違え防止アラート)』が本当に便利です。画面をずっと見つめていなくても、音や振動で致命的な道迷いを防めて、安全管理のクオリティが高まります。
バッテリーの駆動時間についても『高精度GPSモードで最大60時間』という圧倒的な長寿命を実現しているので、一昼夜を越えて走り続けるウルトラディスタンスでも充電の心配やストレスを感じたことは一切ありません。これだけのタフなバッテリー性能がありながら、高い位置精度を維持し続けられるのは競技において計り知れない強みになりますね。山で遭難する人の多くは装備の不備や、せっかく良い時計を持っていても使いこなせていないケースがほとんどです。行く場所の地図とルートをあらかじめインプットしておけば、道に迷わず必ず帰ってこられる。
この『Cheetah 2 Ultra』は、決して安い投資ではないかもしれませんが、僕は初心者にこそ使ってほしいと思っています。山登りやランの経験が浅い人ほど、自分の体調の蓄積もなければ、ルートの判断基準も持っていません。だからこそ、この万能なナビゲーションと自己管理機能に投資して頼るべきなんです。それが、結果として自分自身の命を守り、長く健康にアウトドアを楽しむ最高の安全対策に繋がりますから」
動作解析が導く未来。手首から紡がれるコーチングの可能性
乳酸閾値、ランニングパワー、完走タイムの予測、さらには接地時間や姿勢のトラッキングまで。現在のスマートウォッチは、アスリートのバイオメカニクスを深部まで解析するインテリジェンスを備えつつある。多様なフィールドでのマルチなアクティビティを実践してきた横山さんが見据える人間の身体とデバイスとの理想的な関係性とは、どんな世界なのだろうか。
「Cheetah 2 Ultra」は接地時間、上下動や左右バランス、乳酸閾値心拍数によるランニングメトリクスに加えて自分の走力に応じた予想タイムまで簡単に弾き出してくれます。しかもまだ多くを試したわけではありませんが、それらを改善するための17種類ものトレーニングメニューまで用意されています。これまで専門的な知識をもったコーチがいなければ不可能だった高度な分析と合理的なトレーニングが、手首のデバイス一つで完結するのは大きな進化です。
この時計とスマートフォンの『Zeppアプリ』によるエコシステムがあれば、本当に人間のコーチが要らなくなるかもしれない。年齢を重ねても高いパフォーマンスをキープしたい僕のようなアスリートはもちろん、忙しい中で効率よくトレーニングしたい40代・50代のビジネスパーソン、そして高齢の方の健康寿命を引き上げるためにも、この1台が日々の生活習慣を高い次元で管理してくれる。Cheetah 2 Ultraは、そんな未来のスポーツライフを今すぐ始められる、究極のパートナーですね」


